こんにちは!ハゲまるです。
前回、ADHDのことについて書きましたが、今回は少し関係のあるWAIS(ウェイス)検査というものをご紹介していきます。
実際に受けてみた感想と検査結果もあるので、ぜひ最後までお読みいただけるとうれしいです!
WAIS検査ってどんな検査?
WAIS検査とは、知的障害や発達障害、学習障害の診断や自分の特性がどのようなところに表れるのかを確かめる検査です。
【言語理解】・【知覚推理】・【ワーキングメモリ】・【処理速度】の4つと総合的な指標(IQ)で評価されます。
具体的には、簡単な算数の問題や暗記問題、語彙チェックやパズルの問題など筆記テストもあれば質疑応答でやりとりする問題もありました。
時間がかかる人だと3時間くらいかかる人もいるみたいですが、私は1時間半ほどで検査は終了しました。また、休憩は自由にとることができるので安心してください。
基本はカウンセラーの方とマンツーマンでやり取りする感じでした。
カウンセラーの方もとても優しくスムーズに検査できたので、少し不安だなと感じる方でも問題なく検査することができると思います。
WAIS検査で何がわかるの?
この検査を受けることで、自分の特徴や得意不得意を明確にすることができます。
これらを知ることで、自分にはどんな仕事、やり方があっているのかがわかるようになり今後の生活も送りやすくなるための手助けにもなってくれます。
また、これだけではなく自分が発達障害の可能性があるかどうかの有無も判断することができます。
WAIS検査の主な結果は、IQスコアとして表示されます。
IQスコアにより、その人の知能の全体的な水準が他の人と比較してどの程度かを知ることができます。
ちなみにIQスコアの標準は85~115の範囲が一般的だと言われています。
その中でも平均が90~110の範囲でちなみに私のスコアは89というスコアでした。
一般的な範囲には入っていますが、このスコアは平均よりも下の数値だそうで…
正直なところ少し凹みました…笑
ただしこのIQスコアは、トレーニングすればいくらでも伸ばすことができるそうなのであまり気にしないことにしています!
【言語理解】・【知覚推理】・【ワーキングメモリ】・【処理速度】の4つのテストでは自分の強みと弱みを把握することができます。
言葉でまとめたり、説明する能力や目で見た情報を考える能力、耳で聞いた情報を考える能力などがあり、自分の特性を理解することで仕事や生活がしやすくもなったりします。
また、それぞれの検査のスコアのバランスから発達障害の可能性があるかどうかを知ることもできます。
具体的には、ADHD(注意欠陥多動性障害)やASD(自閉スペクトラム症)といったものです。
ADHDについては前回の記事に書いてありますので、こちらを参考にしてみてください!
検査を受ける場所は医療機関だけ?
検査できる場所は、精神科や心療内科、心理クリニックや民間のカウンセリングルームなどがあります。
医療機関で検査を受けようとすると、検査を受けるまでに1~2ヶ月待たなければいけなかったり、検査結果も1ヶ月程度待たないといけなかったりと時間がかかるみたいです。
民間のカウンセリングルームだと、早めに実施できるということでしたので私はカウンセリングルームで検査を受けることにしました。
実際に問い合わせてから1週間で検査することができ、結果も2週間で知ることができました。
ただ、検査を受ける場所によって時間も変わってくるので、実際に施設に問い合わせてみることをおすすめします。
検査は事前予約制になっているので、医療機関に行ったらすぐにできるわけではないので注意が必要です。
検査費用はどのくらい?保険は使える?
検査費用も施設によって様々で、大体2~5万円程度といわれています。
私が検査した場所は16000円で受けることができました。
WAIS検査は一般的には健康保険の適用外となっています。
ただし、特定の医療目的で医師が検査を指示した場合は、公的支援や自治体の補助を受けることができる場合もあります。
検査結果と感想
まず私の検査結果ですが、結果はADHDとASDの傾向があるということでした。
発達障害まではいかないが、その傾向があるから場合によっては生活に困難をきたすこともあるかもしれないといった感じです。
いわゆる、グレーゾーンというものですね。
私の場合は注意力の部分、マルチタスクが苦手、集中力が切れやすいという関係からADHD。
相手の言葉の意味をそのまま受け取ってしまう傾向が強いということでASD。
の傾向がありますといった感じです。
ADHDの傾向があるかもしれないということは多少、自覚していたのですがまさかASDの傾向もあるとは思いませんでした。
少し驚きは隠せませんでしたが、ある意味体がスッと楽になった気がしました。
WAIS検査を受けて、結果を知ったことでもう他の人と比べなくてもいいんだということに気づいたのです。
そう思えるようになってからは、作業が遅かったり、ミスが多くなっても自分はこういう傾向があるから仕方がないんだと思えるようになり、あまり自分を責めることがなくなりました。
だからといって仕事で甘えたり手を抜いたりすることはありません。笑
検査は国語や算数といった学力テストのようなものなので、事前に勉強すればもしかしたら高得点が出せるかもしれませんが本来の自分の能力を調べるといったことから、何も対策せずに検査を受けることをおすすめします。
また検査結果が出たあとは、カウンセラーから今後の生活に向けたアドバイスもいただけるので私は検査を受けてみて本当によかったなと思いました。
最後に
私は転職を4回繰り返しています。
どれも自分が本当にやりたいことかもわからず、自分の得意不得意もわからず転職してきました。
ケアレスミスが多かったり、コミュニケーションがうまくできなかったりと自分を責めたことが何回もありました。
実際に今の職場でもなかなか馴染めず、苦労はしています。
部署を変えてもらったり、仕事の時間も減らしてもらいました。
最初は、30も過ぎてこんな自分情けないなと思っていたんですがこの検査を受けたことによって考え方も変わり、少しづつではありますが前向きに考えて生活できるようになりました。
私の検査結果は、正直あまりいい方とは言えませんがこれは良し悪しではなく、生まれ持った脳の特徴なんだとカウンセラーの方は言ってくれました。
自分にあった環境で働くことで、自分の本来の力を発揮することができるんだと。
ADHDやASDの発達障害だと診断を受ける人もいれば、私のように傾向があるだけのグレーゾーンの人もたくさんいると思います。
YouTubeなどで調べても同じように悩んでいる人はたくさんいました。
なかなか難しいかもしれませんが、本当に自分が合った環境が見つかるようにゆっくり探していきたいなと思います。
WAIS検査を受けることで悩みが少しは軽くなるかもしれないので、同じように悩んでいる人がいたら思い切って検査してみるのもいいかもしれませんね。
最後まで、お読みいただきありがとうございました!
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